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記事一覧

Rachmaninoff-Richardson - Vocalise (with sheet music)みずたまりのまだらのまどろみにゆっくりと素足をひたせばふいにはずれてしまった一音のようによるべのない蛍になる...

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蝶、痕跡、食卓

Thelonious Monk - It´s Monk Time (1964) (Full Album)窓辺にやってきては液状になっていく蝶を、そんなふうにしか見れないのかとあなたはなじる地下鉄の時刻表を仰ぐように、だれかと耳打ちしあうように   *あなたの指がいまだに未知であるように声にならないことばは喉の奥でありもしない波に攫われる生まれることさえかなわなかった痛みを明日の痕跡だと偽るのはわたしの勝手だ山に近いこの部屋に朝の日ざしが射しこみ風を...

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フジ子・ヘミング~ノクターン第2番/ショパン過去からの眺めはすぐに水平線へむかいたがる日々の暮らしぶりを波のように省みられるかどうかのその瀬戸際に立っていることへの、ささやかな賭けの傍観者なのだから郷愁は、おたがいの髭を食みあう山羊たちだとうそぶいては、こわれやすいゆびさきを風に結びつけ、重い斧を持ちあげるように身を投げだせば、一人乗りのボートの底に一人ぶんの寝床が用意されていて、これがわたしの柩な...

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鏡台に切手はいらない

Om Natten (In the Night)正面から見ても映らない鏡台があると、たましいは予想以上にすり切れ、身体の重さにねじ伏せられてしまう。すでに世界の広さを知らないように、雨降りの遠さ近さが鏡面の習慣性を未分化の身ぶり手ぶりに変える、という事実を誤解していく。それとも、そのような誤解の要素こそ、わたしじしんの価値基準や判断基準を形成するものだろうか? 教会のてまえで探しものをさがしていると、ひとびとは笑顔でたく...

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欠落しそこねて

Medeski, Martin & Wood - Mami Gato (End Of The World Party - Just In Case)白壁に沿った目抜き通りは、ひとや動物、建物や草木にたいするいいわけは一切なく、棺のうえをさまよう亡霊のようなこころもちでゆらいでいる地下でかわされる影たちのうわさばなしはつねに、めまぐるしくことばの温度を遠ざけ近づけながら石造りの階段の長い歴史を溶解し、深い眠りにある風景に影絵を宛がっていく活気に満ちた笑い声や、つやのある髪...

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