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ありがとうございました。

「二人展」散文



「異色の二人展」、無事に終わりました。
お越しくださったみなさまに心より感謝申し上げます。
また、本を買ってくださった方々、付箋に感想を書き残してくださった方々にも感謝です。



「二人展」(ひがしもとしろう)(1)



ひがしもとしろうさんは、ソ・クラテス(「ソ」と「ク」のあいだにナカテン「・」があることに注目!)である。ソクラテスは〝無知の知〟で知られた古代ギリシアの哲学者であるが、ソ・クラテスことひがしもとしろうさんは無心に回帰する画家だ。描くことでソクラテスとはまたべつの「知」の境地に達する。それは――ぼくなりのことばでいわせてもらえば――「発発」(ほっぱつ)だ。問わなければならない問いや疑わなければならない疑問を、息をするように、そもそも存在するように、発することを発しているのだ。

ひがしもとさんの作品は、まるで鍵のかかった小箱のようでもある。鍵――ぼかす、ふきとる、ぬりつぶす、削るなど。あるいはそれは鑑賞者の視線によってこじ開けられる。開けばまた箱が出現する。
観ようとして観えなければ、読もうとしても読めない。ひがしもとさんはつねにさきまわりしつづけ、ときどき、死角にはいってしまう。ぼくたち鑑賞者には――「追思考」ではなく――「対思考」が求められる。
なんであれ、観ること読むことは法外に不均衡で不可解である。

(X)ひがしもとさんの描く人物は、古事記の神々のように人間的で、諧謔に満ちているが、その底流にある感情はけっして単純なものではない。

(A)ひがしもとさんの絵は、まるで鍵のかかった小箱のように――それは「あなたの秘密」である。あなたの秘密によって、開けられる。開けるとまた小箱が出現する。しかし、もう二度とおなじ秘密は共有されない。

(Y)哲学的、形而上的にいえば「良い悪い」はない。あるのは〝無知〟、ただそれだけではないか。しかし、賢い無知とそうでない無知は存在する。ひがしもとさんの絵にたいする態度こそ、格好の基準である。



「二人展」(ひがしもとしろう)(2)



安藤さん。ひさしぶりにお会いできてうれしかったです。新しいメガネ、素敵でした。また喫茶ボギーでお話ししましょう。
原田さん。「悲しみを三日月にひっかける」の詩句を覚えてくださっていたこと、感激しました。〝ひっそりと書いている人〟は、どこにいるのでしょうか。会えそうで会えない切なさこそ、希望のようなものであると思いたいです。
ダイケさん。やっぱりダイケさんに紹介文を書いてもらってよかったです。また何かあったときはお願いします(お願いしてばかりいますが……)。
フナイさん。ネット上の「鳥の小箱」の中で二人展のことをつぶやいていただき、ありがとうございました(ときどき、こっそり拝見しております)。
時本さん。いつも温かなまなざしで見守っていただき、感謝です。今度の個展、楽しみにしております。
青木さん。純白で清楚なお花をありがとうございました。
花房さん。「個性的異空間の発信」――どきっとしました。一言で見事に言い当てられてしまいました。
元谷さん。「断層」「鳥の家の日々」を買っていただき、ありがとうございました。焼肉ランチ、おいしかったです。ぜひ今度飲みましょう。
藤本さん。お会いできなかったのは残念ですが、また番組をつくられましたらフェイスブックなどで教えてください。
金田さん。百花堂という素敵なプラットフォームを貸していただき、ありがとうございました。良いお仕事をされていますね。
日本海新聞の記者の方にも感謝です。予期しなかった言葉を拾っていただき、それが大きな気づきになり、自信になりました。

本当に、ありがとうございました。



「二人展」新聞記事


「二人展」紹介文(大家正志さん)



◇東本史郎/漆原正雄「異色の二人展」
2019年1月25日(金)ー1月30日(水)
百花堂鳥取店(鳥取市南隈550)
http://torinoienohibi.blog.fc2.com/blog-entry-865.html




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