鳥の家の日々
小説。詩。エッセイ。
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せつない苔(絵・ひがしもとしろう)
2018/10/05
11:45
こんなにもせつない苔におおわれて
やせた車輪をまわすこいぶみ
耳のほとりには笹舟でも浮かべて
いたましい定型をくちずさむしかない
たとえば、忘れ去られた越冬、
その暗い時季を、
すばやくかなしみを織るなにかが
わざと週末に躓きながらも、
一杯のグラスのなかでまどろむしぐさを、
びろうど、とでも呼んでみようか
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