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静けさの復習(56)

 土手を歩いていると、ふいに一匹の魚が――川を見捨てるように――跳ねた。それからカラスが二羽――空を見捨てるように――飛び立った。
 ぼくはふいに叫ぼうと思いたち、のどを意識した。
 しかし、のどがどこにあるのかわからなかった。声をだすためにはいったいどこに力を入れていいのかわからなかったのだ。
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