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紅茶のイマジネーション

じくじくと膿んだ思想の断片
が私の脳内で大規模な敷衍を
開始したのとほとんど同時に
私の骨組みが右へ左へと反駁
するのとこれもやはり同時に
錆びた斧で馥郁たる記憶の上
澄みを断ち切るような警笛―
―あるいは慟哭が鳴り響く、
その頃には最早私の所有し得
る日記をすべて従えて私のイ
メージの総体は白い息を吐き
重い腰を押さえながら遥か遠
くと言えるほど悠久なる場所
へ故に深遠な楽園へと逃げ切
っている事実を事実として転
覆させるためにはそのイメー
ジの箱となるものあるいはそ
の箱に成り得るものの確保に
奔走するための時間を休暇を
この煩雑な手続きを有する不
足の世界において望み続ける
ことこそがもっとも価値ある
美しいイメージの取得に繋が
るのではないかと終焉の哲学
者は提言するがしかしそれは
思想の蕩尽をもたらす手前に
位置する妥協の末の吐瀉物に
相違ないと私は想像を駆使す
るにもかかわらず紅茶は飲み
干された。包囲もなく静かに。
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