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詩作品「虹とへ」(ひがしもとしろうさんの絵とともに)

ある日 虹をみているとへがでた
それから虹をみるとへがでるようになった
いもをくってもへはでないが
虹をみるとへがでるのだ
いくら尻にちからをいれてもだめ
でるものはでる とめられないのだった
虹はほんものでなくてはならなかった
にせものの虹ではへはでない
雨あがりの坂道のまんなか 虹がかかっていて
女の子に告白したとき
みごとにへがでた
父さんの骨を埋めるときもへをこいた
母さんがスーパーの店長とかけおちをした日の午後も
ぼくは ぷっ ぷっ ぷっ とへをこいた
妹は ぼくのへをきくなりしゃがみこんで 泣いた
どうしてもゆるせないやつがいて
殺意まで抱いていたが
虹をみてへをこくと どうでもよくなった
テレビをみながら 鼻をほじくりながら
へをこくやつはさいていだ
どうしてみんな虹をみながらへをこかないのか
虹はぼくにこころの平安をあたえた
ああ 死ぬときも 病室かどこかの窓べで
虹をみながらへをこけたら
どんなにいいだろう
ぼくがそういうと
ぼくのへにかんようである妻は
ぷっ ぷっ ぷっ と まるで
ぼくのへのようにわらうのである


虹とへ1(ひがしもとしろうさん)


虹とへ2(ひがしもとしろうさん)


虹とへ3(ひがしもとしろうさん)


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